昭和区医師会会長  安井元司


昭和区はじめ近隣市民の皆様には日頃より、医師会活動へのご理解・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

昭和区医師会会長 安井元司

昭和区はじめ近隣市民の皆様には日頃より、医師会活動へのご理解・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。さて令和5年5月8日より新型コロナウイルス感染症の取扱いが2類から5類へ変更となったことはご存知のことと思います。しかしながら感染症がなくなった訳ではなく、引き続き会員の医療機関(発熱外来)で診療を行います。また昭和区休日診療所で内科・小児科を中心に日祝日に診療を行い、東区の名古屋市医師会休日夜間診療所にも出務して、市民の皆様の一次救急を担います。特定健診・がん検診や各種予防接種など名古屋市委託事業を受託し、地域での予防医療活動を行っています。はち丸在宅支援センターと協力し、在宅診療のネットワークシステムをつくり、主治医が不在の際や看取りバックアップを行っています。また社会福祉協議会に協力し、認知症を対象としたもの忘れ相談を行っています。介護保険認定審査への協力など昭和区内の区役所、保健センター、警察署、消防署、歯科医師会、薬剤師会とも連携をしていきます。

中学校区単位での災害訓練を計画し、災害時医療救護所の設置を予定しています。9月1日には昭和区総合防災訓練に参加し、医療教護所設置訓練を行います。その際本年1月1日に発生した能登半島地震を教訓とし、災害時のトリアージ訓練、救護所での医療活動の実際など(JMAT(日本医師会災害医療チーム))をご報告します。

また本年1月から鶴舞中央図書館との共催事業「こどものほんばこ」を開始しました。これは病院の待合室はじめ医療機関へ子供の本を届けるサービスです。図書館司書が絵本など専用の本を選び、最大3か月借りることができます。昭和区保健センターや数か所の医療機関で出会うことができます。是非ご利用ください。

まだまだ住民の皆様のニーズにお応えできているとは言えませんが、医師会活動へのご理解ご協力をお願いして、ご挨拶といたします(令和6年4月1日)